第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(第一会議室) |
講演番号 | PK-17 |
発表題目 | 急傾斜林地における環境色彩分布と林業作業者の視認性 Distribution of environmental colors and worker visibility in steeply sloping forests |
所属 | 信州豊南短期大学/東京大学 |
要旨本文 | 視認性の高い色彩を林業作業者の被服や装備外装色として採用することで林業作業の安全性を高めようと企図する場合、作業地の傾斜が作業者を取り巻く環境色彩に影響を与えることに留意する必要がある。平坦な林分に比較して急傾斜林分では、作業者が傾斜の山側を背景とした時に地表面の色彩成分が、谷側を背景とした時には樹幹と枝葉の色彩成分が環境色彩中で優勢となる。本報告では、愛媛県今治市玉川町内の南東向き急傾斜ヒノキ林内(傾斜角約30°)に調査地を設け、林内環境色彩の測定と色彩分布の算出を行い、より視認性を高く維持できる色彩を求めた。さらに作業者が「視られる」際の視線の角度に着目すると、急傾斜斜面上では斜面上下に互いの距離が離れるほど視線は仰角あるいは俯角を構成することから、作業者の頭部・上半身前後・下半身前後に着用する被服・装備を想定して視線角度を踏まえた色彩配色について考察した。 |
著者氏名 | ○松村哲也1,2 |
著者所属 | 1信州豊南短期大学 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 |
キーワード | 視認性, 急傾斜地, 労働安全衛生, 色彩, 個人用防護装備 |
Key word | Visibility, Steep slopes, Occupational Safety and Health, Colors, Personal Protective Equipments |