第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]

日付 2025年3月22日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(第一会議室)
講演番号 PL-20
発表題目 市民参加型で実施できるナラ枯れ被害材の処理にかかるコスト試算
Estimation of costs for damaged woods by Japanese oak wilt disposal with citizen participation
所属 (国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所
要旨本文 カシノナガキクイムシ(以下カシナガ)によるナラ枯れは近年関東地方で被害が拡大している。人間の生活圏近くで発生していることから、ボランティアなどの市民主体の駆除活動も実施されている中で、割材化や短木化など、市民でも実施可能なカシナガ駆除方法を開発してきた。これらの駆除方法は従来のカシナガ被害木駆除法と比べ簡易なものであるが、駆除にかかるコストについて詳細に調べた例はない。そこで本研究ではこれらの被害木駆除法にかかるコストを試算した。駆除にかかるコスト試算結果は市民参加型のナラ枯れ駆除活動を選択する意思決定の際の重要な要素となりうる。本研究は「With/Postナラ枯れ時代の広葉樹林管理戦略の構築(04021C2)JP007097」において生研支援センター 「イノベーション創出強化研究推進事業」および森林総研「家族責任がある研究者のための支援制度」による研究支援を受けた。
著者氏名 ○松本剛史 ・ 矢口甫 ・ 滝久智 ・ 衣浦晴生 ・ 北島博
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
キーワード ナラ枯れ, 防除, 市民参加, コスト試算
Key word Japanese oak wilt, Pest control, Citizen Participation, Cost Estimation