第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]

日付 2025年3月22日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(第一会議室)
講演番号 PL-21
発表題目 福岡県におけるナラ枯れ(ブナ科樹木萎凋病)の発生状況について
Occurrence of Japanese oak wilt in Fukuoka Prefecture
所属 福岡県農林業総合試験場 資源活用研究センター
要旨本文 令和元年に糸島市と福岡市において県内で初めてナラ枯れ被害(ブナ科樹木萎凋病)が確認された。それ以降、被害発生地域は拡大し、県内広範で確認されるようになった。ナラ枯れの防除等対応策を講じるためには、発生生態を把握する必要があるが、九州北部での報告事例は少ない。そこで、発生生態の把握を目的として、福岡市東区志賀島でナラ枯れが発生している林分で被害状況の定点調査を行った。その結果、調査地点においては、発生から3年後には新たな被害はほぼ発生しておらず、終息傾向にあることが明らかとなった。また、糟屋郡篠栗町の被害林分において、本病害の病原であるナラ菌を媒介するカシノナガキクイムシの発生消長を調べた結果、発生は5月下旬から始まり、6月下旬にピークを迎えた。
著者氏名 ○楢崎康二 ・ 大川雅史 ・ 桑野泰光
著者所属 福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター森林林業部
キーワード ブナ科樹木萎凋病, 発生状況, 福岡県
Key word Japanese oak wilt, Occurrence, Fukuoka Prefecture